「楽しいクラッシック?」 (12.10.30)
先日、久しぶりに葉加瀬太郎のコンサートに行ってきた。
バイオリンのコンサートといえば、静かに聞くイメージも強いと思うが、葉加瀬太郎のコンサートは実に楽しい。確かに静かに聞かせる曲もあるが、バイオリンだけでなくチェロ・ギター・ドラムなどの演奏も加わり、ポップスの感覚のようにみんなで盛り上がる曲もあり、あっという間に時間が過ぎてしまう。ジャンルに縛られず、音楽を身近に感じてもらおうと余興?のコーナーもあり、笑いの要素も詰め込まれた構成となっている。
葉加瀬のバイオリンは当然、素晴らしく素敵なのであるが、私のもう一つのお目当ては、チェリストの柏木広樹さんである。近くで見れば、ただのオジサンかもしれないが、演奏している彼の横顔と笑顔がこれまた素敵である。チェリストとしてソロCDを出すくらいの人であり、彼のチェロは、深く語りかけるように心に届く音色だ。
これから年末に向けて多忙な時期に突入するが、秋の夜長の楽しく心に響くコンサートで、心洗われ、癒された気がする。
今年もあと2カ月、頑張らねば・・・。
(酒井洋美)