82歳になる祖父は、人を楽しませることが好きである。そんな祖父は、長年、老人演芸会の部長をしてきた。
先日初めて、その演芸会に行ってきた。舞台で踊りながら歌っていた。とりを飾っていた。手拍子を催促する言葉には笑ってしまった。
今まで見たことがなかったので、祖父の新たな一面を見れて、嬉しかった。
また、祖父は、長年、太鼓の先生をしてきた。その事実は知っていたが、先生格を10人近くも育ててきたという話を初めて聞いた。
何年付き合ってきても、自分の相手を知ろうという意識次第で、新たな一面を知ることができる。大袈裟かもしれないが、そう感じた。
(木村 亮太)