本の影響力 (12.3.16)
先日、本屋さんで新刊チェックをしていたところとても懐かしい本に出会いました。
正しくは子どもの頃に読んでいた「コロボックル物語」の続編なのですが・・・。
小学生の頃は、本当に本が好きで日課のように図書館に通っており本は借りて読むもの、と思っていましたので当時の本は元々あまり持っていません。また、何度かあった本の整理の際に処分されたものもあり、現在はほとんど残っておらず、当時何を読んでいたか、の記憶ももちろん薄れているのですが、なぜだか我が家の本棚に今も青い鳥文庫版の「コロボックル物語シリーズ」は処分されないままで残っています。
すっかり存在も忘れかけていましたが、本屋さんで出会ってすぐに購入してしまいました。知らないうちに、青い鳥文庫では絶版になっており、たくさんの復活の声に押されて講談社文庫での復刊となったようです。
今回のシリーズ復刊にあたり文庫本版の解説は、今をときめく若手作家さん(といっても同世代ですが。)が担当しており、どの作家さんの作品も好きでよく読む人ばかりだったので、解説も楽しく読みました。当時の自分と同じように感じていた人たちがいたんだなぁ、と思ったり、同じものに影響を受けて育ったというベースがあるから、今の作品をおもしろく感じるのかな?と思ったり。
小さい頃に好きだっただけ・・・と思っていましたが、今の私を形作っている一部なんだなぁと改めて本の影響力に驚かされました。
(和泉)